[5]術後二年目・三年目の検査     



     二年目の検査結果は「変化なし」でした。
      (採血・超音波・胸部&腹部CT)

     でもこの二年目の検査後(2ヶ月経った頃)いろいろなことが続きました。

     自宅に近い総合病院で、定期的に肝臓のほうも診てもらっているのですが、
     
     11月の超音波検査の画像に影が見えたのです。
     
     自分の肝臓の影を見たときは、
     
     肝臓に… 影……
     
     肝臓だとどのくらい生きられるのだろう?などと考えました。
     
     その後、精密検査をした結果「異常なし」
     (CTの造影剤は蕁麻疹が出るのでMRI)
 
     覚悟をしなきゃ…などと考えていたので、この結果はとてもうれしかったです!

     それにしてもあの影はいったいなんだったのでしょう???

     それからひと月後、定期的に受けている子宮がんと卵巣の検査で、
 
     以前からあった卵巣膿種が大きくなっているというので血液検査をしました。
                                     (腫瘍マーカー)
 
     その結果も悪いものではありませんでした。
 
     卵巣の場合、早期であれば手術して治療すれば大丈夫と思っているので、
 
     肝臓のときのように、心配したり不安に思うことはありませんでしたが。

     そして二年半目の検査結果
     (骨シンチ・胸部CT・採血)
 
     骨シンチの画像は肋骨2ヶ所に、胸部CTの画像には肺に、
 
     どちらにも赤丸のチェックが入っていました。

     見た瞬間「骨と肺に?!………」なんともいえない気持ちに…。

     先生は、「悪いものじゃないと思いますよ。以前肋骨を骨折したことないですか?」
 
     質問を反芻しながら少し興奮気味の頭で記憶をたどってみました。

     「あ、そういえば10年くらい前に骨折したことがあります。」

     「そうでしょう、ガンの場合は…」と先生は詳しく説明してくれました。

     「肺のほうも放射線治療後の後遺症が残っていて画像に出たのでしょう。
      これも心配要らないと思いますよ。」
     
     この言葉を聞いたとき、先生が神様に見えました。

     「じゃあ合格ということですか!?」

     「はい、ただ念のため次回から診察前に腫瘍マーカーの検査をしてください。」ということでした。

     半年の間に4回も〔心配 後 安堵〕を繰り返してきて、

     「この調子で案外しぶとく生きていけるかも?」という気がしてきました。(笑)


                                                  



     三年目の検査結果、異常なしでした。
     (採血・マンモグラフィ・超音波)




[1]         胸に違和感 〜 乳がんと診断されるまで
[2]          外科初診 〜 手術
[3]   退院後約一ヶ月毎日通院 〜 放射線治療
[4]      ホルモン療法開始 〜 半年・一年毎の検査結果
[5]          術後二年目・三年目の検査結果
[6]          術後四年目・五年目の検査結果
[7]          術後六年目・七年目の検査結果
[8]            術後八年目・九年目の検査結果
[9]                術後十年目










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